上肢・スポーツクリニック チーフ
草場 洋平
ごあいさつ
横浜市立大学のスポーツ整形外科は初代教授水町四郎の時より始まり、1964年の東京オリンピックでの医事業務をはじめ、日本のスポーツ整形外科の草創期からの歴史があります。これまで関連病院を中心にアスリートのサポートや学会活動などを積極的に行ってきましたが、2020年の東京オリンピックを迎えスポーツへの注目が集まる中で、福浦の附属病院にスポーツクリニックが開設されました。
スポーツクリニックでは、上肢・下肢・体幹など部位によらず、子供から中高年のスポーツ愛好家まで年齢を問わず、スポーツ外傷・障害全般を対象としています。スポーツ外傷とはスポーツ活動に伴う骨折や脱臼、靭帯損傷、捻挫、肉離れ、打撲などの怪我のことで、スポーツ障害とはOveruse(使い過ぎ)やMal-use(おかしなフォーム、誤った使い方)により生じる局所の障害をさします。これらの評価と、スポーツ復帰までのサポートを外来では行い、必要に応じて手術も行います。手術は最小侵襲な関節鏡視下手術をメインとし、術後早期のリハビリテーション開始とスポーツ復帰を目指します。また、スポーツ現場での活動も積極的に行っており、より患者さんに近い立場でサポート致します。
上肢クリニックでは、肩から肘、手、指先までの疾患、障害を対象としています。腱板損傷、肩関節拘縮、肘外側上顆炎、手・指の骨折、神経障害など対象疾患は多岐に渡ります。患者さんのニーズに応じて、保存治療、手術治療含め様々な治療方法を提供させて頂いています。
2019年4月から新しくスタートしたクリニックですが、横浜・神奈川のスポーツ医療の発展に貢献すべく、エネルギーを持って、ネットワークを活かして、取り組んでいきたいと思っております。何卒よろしくお願い致します。