掲載日
2020年2月15日
ORS紀行2020 リサクラ学生版
横浜市立大学医学部4年生の北山です。
24時のロサンゼルス国際空港でこの記事を書いています。先生方ほど面白いものが出来るか不安です。深夜の勢いで書き切ろうと思います。
そもそもなぜ学生かと申しますと…私は昨年の4ー7月に、リサーチクラークシップ(以下リサクラ)の研究をセンター病院、小林先生の元で行っていました。そして今回、その研究内容を2/9-11にアリゾナ州フェニックスで行われたOrthopeadic research society(ORS)2020で発表(ポスターとショートプレゼン)させていただきました!
というわけで小林先生からORSの記事を担当するよう仰せつかった次第です。学生目線の海外学会旅行記をお届けいたします。
写真を振り返っているんですが、、おしゃれでかっこいいビル群。その近くに突如現れるサボテン。カントリー感満載のホテル。見るだけでおなか一杯になりそうなハンバーガーとステーキ。既に懐かしいです。
しんみりしても仕方ないので、ここで誠に勝手ながら、思い出ランキングを考えてみました。ベスト3を紹介します。
まず第三位、先生たちの消化機能・肝機能の強さです。
説明の必要はないですかね。そのままです。現地のランチは毎回特大ハンバーガーで、夜はお肉料理と地ビール。二次会もしっかり連れて行っていただきました。にもかかわらず、みなさん、特に教授は何もなかったかのように爽やかに会場にいらっしゃいました。さすが整形外科の先生。オンオフの切り替えが素晴らしかったです。
そして第二位はアメリカの病院の綺麗さです。
最終日の自由時間に一人で現地の病院を見学しに行きました。外見はさることながら、内装も素敵でホテルの様でした。案内板を見ていると、あるドクターに話しかけられました。手には1本の白いバラ。訳を聞くと、その日退職なさったそうです。後で調べてみたら、白いバラには「心からの尊敬」という意味があるんですね。明らかに場違いであろう私に何か困ってる?と言ってくださる方なだけあって、部下からも尊敬されていのかなあ、、、と心が温まりました。こんな職場で働きたいなあと思いました。
第一位登山ならぬ登岩です。
某テーマパークのビックサンダーマウンテンといえば容易にイメージしていただけるかと思います。学会の合間に先生方と登っきました!先生方は学会期間中の朝もランニングされているというだけあって圧巻の体力。私はついていくのに必死なうえに途中で雨が降って、正直ヘリで迎えに来てほしくなりました。しかし頂上からの景色は最高でした!オーラル発表を控えて少し緊張していたのですが、自然の大きさを見たらそんなの吹っ飛びました。
これで旅行記は終了です!と行きたいところですが、今回の本来の目的、ORSもしっかり振り返りましょう。
私は、学会はおろか、研究も始めてでした。そんな私が、海外のリサーチャーの前でプレゼンし、意見を交換することはそう簡単ではありません。しかしこのORSに参加して、言語は手段に過ぎないと感じました。研究に対する熱意やその内容に言語は関係ありません。だからこそ、単なる手段の英語を操れないせいでうまく議論できない自分にはもどかしさを感じました。今後は、医学を英語で学び、伝えられるようになりたいです。
また、女性の強さも印象強かったです。相手を尊重しながらも、自らの研究や意見に自信を持っている。そして男性陣と対等に意見をぶつける。その姿はとても輝いて見えました。私も近づけるよう努力します!
最後になりますが、この貴重な体験は、整形外科学教室のご支援がなければできませんでした。長い間指導してくださった小林先生、東平先生。リサクラ期間優しく接してくださったセンター病院の先生方。出発前から現地の行動までサポートしてくださった稲葉教授をはじめとした医局の先生方。事務を引き受けてくださった佐治さん。そのほか、今回の学会参加にあたり協力してくださった方々。みなさんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!
これで本当に旅行記は終了です。
とりとめもない文章をここまで読んでいただきありがとうございました。皆さんも自然あふれるフェニックス、ぜひ行ってみてください!
プレゼンテーション
ポスター発表!
Yokohama Night
ロッククライミング
学会会場にて