横浜市立大学附属病院Hipグループ所属、専攻医1年目の久米正俊と申します。Stryker様にご協力いただき、2024年11月2日開催の大腿骨転子部骨折セミナーに参加いたしました。
特別講師として外傷整形の権位でいらっしゃる順天堂大学静岡病院の最上先生をお招きしてのセミナーで、専攻医から各病院の部長の先生まで、50名程度の方々に参加いただきました。
まずは臧先生、平野先生、藤森先生、山根先生より症例検討を提示いただき、内容は大腿骨転子部骨折後外側骨片欠損タイプ、大腿骨転子部逆斜骨折、大腿骨非定型骨折、大腿骨頸基部骨折の治療と、普段の診療の中で治療に難渋するタイプの骨折型についてでした。
次に救命センターの松本先生より大腿骨複合骨折とPauwles3型大腿骨頸部剪断骨折に関する症例を提示いただきました。
実際にGamma4に触れることで理解を深めることができました
まだまだ自分は経験が浅く未経験の骨折型も多く、普段何気なく診療している大腿骨転子部骨折がこんなにも奥が深い分野だったのかと考えさせられました。
最後に特別公演として最上先生より、転子部骨折治療戦略の考え方から、数多くのネイルを比較しつつリニューアルされたGamma4について、特に新しく導入されたIntermediate Nailについてご説明いただきました。Intermediate Nailは新たに導入されたサイズのNailですが適応など曖昧な部分が多かったので、大変勉強になりました。
講演会を通して、各講演後は各々の治療戦略について活発な議論が繰り広げられていた一方で、自分がいかに普段の髄内釘の手術で戦略を練り切れていないか、まだまだこだわるべきポイントばかりであることを再認識いたしました。今回学んだことは今後の診療に活かしていきたいと思います。
講演会の後には懇親会も開催され、豪華な料理とお酒を楽しみながら医局内の先生方とお話しすることができました。乾杯は横浜市大の崔先生にいただき、豪華な食事とお酒で盛り上がりました。また、普段同期とは職場が異なっていますが、このような会は各病院にいる同期が集まる機会でもありますので、近況報告もできてとても有意義な時間を過ごすことができました。
この場を借りてご多忙の診療の中準備・講演をしてくださった先生方、Strykers関係者の皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。まだまだ分からないことばかりですが、今後も積極的にこのようなセミナーに参加して精一杯精進して参りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。