2019年11月22日に横浜市立大学附属病院 整形外科 スポーツクリニックのチーフで、副医局長の今井宗典先生がお亡くなりになられました。
今井先生は、若い頃からスポーツとの関わりを大事にし、整形外科医になられてからはスポーツ現場と医療を繋ぐ仕事に尽力されていました。
様々なご縁があり、今井先生を中心に横浜市大で新たにスポーツクリニックを立ち上げることとなった際には、スポーツ医学の普及、人材の育成、臨床および研究の発展において、リーダーシップを存分に発揮し、たくさんの後輩たちを魅了してくれました。
今井先生はナショナルチームやプロチームのチームドクターだけではなく、スポーツ医学検定の理事としてスポーツ医学の発展にも尽力されていましたし、いつも多くの友人や先輩・後輩に囲まれて慕われるような、誰からも愛される個性を持つ優れた人格者でした。
病院では、真摯に医療に取り組むかたわら、新しい治療への探求を欠かさず、また副医局長として横浜市大整形外科の運営の中心を担いながら、研修医や若手医師への新しい教育方法の導入など、特に後輩への教育を意欲的に行なってくれていました。
今井先生ほど交友関係が広く、スポーツ医学に対する知識や洞察、そしてスポーツや人への愛情が深い人は見たことがなく、またいつものはにかむような笑顔でふらっと職場に現れてくれるような気がして、突然の訃報をまだ信じられずにおります。
今井先生が残してくれた仕事は、これからも我々が全力で成し遂げて、発展させていきたいと考えております。
謹んで今井宗典先生のご冥福をお祈りいたします。
横浜市立大学附属病院 整形外科一同