2023年4月29日に大腿骨近位部骨折勉強会を開催しました。大腿骨近位部骨折は若手の先生が手術することも多いと思いますが、カットアウトなどの合併症も多く、学会やセミナーではまだまだ熱く議論されています。
そこで股関節クリニックチーフの崔先生以下、三井先生、榎本先生、安部先生、稗田先生を講師としてセミナーを開催しました。まず講義として解剖などの講義を行った後にワークショップでは実際に透視を用いての手術手技やバナナ骨片を伴う症例のネイル挿入、さらには新しい縫合糸を用いての縫合練習などを行いました。
大腿骨近位部骨折は本当に奥深く、自分自身もまだまだ悩むことも多い骨折のひとつです。このような勉強会を開催し、医局の先生方と骨折治療の向上に繋げるととともに、整形外傷を志す若手先生への教育としても継続していければと考えております。
最後になりましたが、本セミナー開催に際し、ご配慮頂いた稲葉教授、池医局長、ご協力頂いた崔先生、ご支援頂いた横浜整形外科研究推進機構の先生方に厚く御礼申し上げます。
横浜市立大学附属市民総合医療センター
高度救命救急センター
松本匡洋