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当校主幹 第63回日本小児股関節研究会に参加しました

 横浜市立大学附属病院股関節グループ所属の鷲見です。

 

 6月6日、7日にホテルニューグランドにて稲葉教授を会長とし第63回日本小児股関節研究会が開催されました。参加者は整形外科医に限らず、小児科、内科の先生も見受けられ、2日間で約200名の方々が会場に足を運んで下さいました。

 

 小児股関節疾患がテーマということで、自分の少ない臨床経験のなかでは、出会ったことも、不勉強ながら聞いたこともない病態、治療法の数々を目の当たりにしました。そんな中で、多くの経験を有する先生が難渋しながらも様々な工夫を凝らし治療法を模索している様子には、大いなる熱意を感じるとともに小児股関節疾患の難しさも痛感しました。小児期の治療如何によりその後の人生が大きく左右されてしまう分野のため、適切な介入、紹介が出来るよう、このような会で常に最新の情報に触れておく必要性を感じました。


 また、シンポジウムのテーマとしても取り上げられましたが、発育性股関節形成不全のスクリーニングについては、いままさに議論のなされている内容であり、いかに遅診断を減らすか、地域ごとの働きかけがなされている最中ということを知りました。昨年度、一次検診に引っ掛かってしまった児童の診察を担当することもありましたが、自信を持って評価できるよう、エコーセミナーへ参加しなければ、と思いました。


講演会場はかなり熱いディスカッションが常にあり、非常に勉強になりました。

 

 1日目の講演終了後には、懇親会が開催されました。我らが医局長の余興のお陰もあり、大盛況のうちに終了、会場を移して行われた二次会では解散を惜しむように最後まで留まる先生も多く見受けられました。


 今回は自分にとって初めて運営の手伝いをさせて頂いた学会でもありました。学会の前より幾度も入念に打ち合わせを重ねていた先生方の姿を拝見していたことで、多くの方の尽力の上にひとつの学会が成り立っているのだと再認識しました。当日は微力ながらカメラ係として会場の熱気を余さず残せるよう努めました。


ペリー来航の間にて。 稲葉教授、およびスタッフの先生方、大変有意義な学会開催のほど誠にありがとうございました。

 この熱気が冷めやらぬうちに、小児股関節疾患についてもっと深く勉強していこうと思います。今回運営に携わった関係者の方々、貴重な講演をして頂いた演者の方々に改めて感謝申し上げます。


2024.6 鷲見宏介


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