平成25年卒の子島俊太郎と申します。昨年度に引き続き、英国Imperial College LondonのBiomechanics Groupにおいて、膝関節のバイオメカニクスに関する研究を行っておりました。今年度は海外生活最後の年となるため、所属施設での研究以外にも、時間のある時は積極的に他施設へ手術見学などに行きました。

サウスケンジントンキャンパス

エントランス
具体的には、ロンドン市内の病院の他、ドイツ、フランス、スイス、ルクセンブルクといった国で手術、外来や研究施設を見学させていただきました。

ロンドン市内の病院

London Knee Osteotomy Group

スイスのチューリッヒ大学の附属病院で、Sandro Fucentese先生と同僚の先生方に、手術と外来を3日間見学させていただきました。

病院の屋上から見える研究施設とチューリッヒ湖。筋骨格系の疾患に関する研究施設としては欧州で最大規模とのことでした。

フランス、マルセイユでMatthieu Ollivier先生の手術を見学させていただきました。

手術見学後は、海沿いの素晴らしいロケーションのレストランに連れて行っていただき、マルセイユを代表する料理であるブイヤベースをいただきました。


一か月分の魚介をいただきました。

マルセイユは異国情緒あふれる都市で、将来再訪してゆっくり滞在したいと思いました。

ドイツのムルナウで、過去2年間いくつかの仕事でご一緒させていただいたJulian Fürmetz先生と。

ムルナウの街並み

ドイツのリヒテンフェルスで、Felix Ferner先生と。同施設には2019年にも訪問したことがあり、5年ぶりの訪問となりました。

リヒテンフェルス近くのバンベルク。旧市街が世界遺産に登録されています。

ルクセンブルクで、Romain Seil先生に手術や研究施設を3日間見学させていただきました。

ルクセンブルク中央駅
また、これらの見学の他にも、いくつかの仕事を行う機会がありました。膝周囲骨切り術の分野で世界的なリーダーである、オランダのRonald van Heerwaarden先生に、フランスにあるラボでの研究に誘っていただき、非常に貴重な経験をすることができました。

Ronald van Heerwaarden先生と。私が専門としている手術の一つである、膝周囲骨切り術に関して豊富な経験と技術を持っており、とても尊敬している先生です。

研究を行わせていただいたフランス、ナントにあるNewclipのSkylabにおいて、スタッフの方達と。

Skylab

ラボの横にあるぶどう畑
また、昨年度に引き続き、ヨーロッパにおける膝周囲骨切り術の認定医プログラムの講師に選んでいただき、やはりフランスのナントで行われた実技試験のコースに参加させていただきました。今年度はカダバーを用いた大腿骨骨切り術、脛骨骨切り術の手術のデモを行う機会をいただき、英語で解説や質疑応答をしながら行うのは緊張しましたが、無事終わりとても良い経験をさせていただきました。


肝心の研究に関しては、昨年の秋頃から、帰国する直前まで非常に忙しいスケジュールで実験が入っておりましたが、幸い、いくつかの実験をなんとか終えることができたため、今年から来年にかけて徐々に発表できればと思っています。そして、2025年の2月、ついに日本へ帰国しました。3年弱、欧州で研究や、それ以外にもたくさんの経験をすることができ、多くの先生方と知り合うことができました。また、後半の2年弱はロンドンで生活していましたが、とても魅力のある都市で、良い思い出になりました。帰国後も何人かの欧州の先生方とは一緒に仕事を行う予定で、引き続き海外との関係を大事にして活動していきたいと思います。

通勤で毎日使ったロンドンの地下鉄

職場のあるサウスケンジントン駅

Regent's Park

Hyde Park

時々訪れていた大学近くのレストラン

同僚達と汗を流した実験室

研究を指導していただいたAndrew Amis先生。膝関節のバイオメカニクスの分野で非常に有名な先生ですが、とても優しく紳士的な先生で尊敬しております。

ヒースロー空港にて。搭乗する飛行機が見えた時、3年間の海外生活の終わりを実感しました。
最後に、稲葉教授、熊谷先生をはじめとする膝グループの先生方、同門会の先生方、医局の先生方に多くのサポートをいただき無事に海外での生活を終えることができました。この場を借りて深謝いたします。
