平成27年卒業の森田彰です。私は2023年4月からインディアナ大学医学部に留学しており1年が経ちました。以前にも報告させていただきましたが、私は現在Edward Greenfield教授の下で人工関節周囲感染に対する抗生剤の研究を行っています。
この一年間を振り返るととてもあっという間の1年でした。今思えば一年前にアメリカに来た際は食料品を買いに行くのに予習をしていたこと考えると、少しは自分自身で成長できたのではないかと思えます。娘は3歳と1歳になりどこに行くにも目が離せないのですが成長ぶりにとても驚かされます。特に3歳の娘は現地の幼稚園に通っているため、少しですが英語を話すようになったので発音等を参考にさせてもらっています。
研究に関してですが、新規の抗生剤を他の薬剤と使用した際の有効性について研究を行っています。1年間いろいろと学ばせてもらったおかげで今行っている研究理由や次に何をするべきかなどを少しずつ考えることができるようになってきました。さらにいろいろと欲が出てきて少しでも多くの結果を出してなんとか論文を書きたいと思っています。一方で英語に関しては上達したように思えず、週に1回行われるミーティングでは苦労が絶えません。ただ、質問すれば教授を初めラボメンバーは丁寧に教えてくれるため充実した研究生活を送れています。
2024年2月にロングビーチで行われたOrthopaedic Research Society (ORS)2024に参加してきました。横浜市大からも稲葉教授を初め多くの先生方が参加されておりとても楽しい時間を過ごすことができました。留学のタイムリミットは残り1年間と考えているので悔いのないように過ごしたいと思います。この留学の機会を与えてくださった稲葉教授をはじめ医局の先生方に感謝申し上げます。
Indiana university school of medicine
森田 彰