こんにちは。スポーツ・上肢クリニックの大歳です。
先日12月7日に平塚で行われた平塚やきゅフェス2019にて野球肘検診を行なったので報告します!
横浜南共済病院スポーツ整形外科部長の山崎先生が発起人となり、医局より大歳、宮武先生、井窪先生(横浜市立大学附属病院)、丹羽先生(茅ヶ崎市立病院)、平田先生(小田原市立病院)、来年新入局の亀田先生が参加しました。
会場はバッティングパレス相石スタジアムひらつか(平塚球場)の会議室で、球場では元横浜DeNAベイスターズの選手を招いた様々な野球体験教室が開かれており大変な賑わいでした!
また慶應義塾高校野球部の上田元監督を座長に、山崎先生の野球肘についての講義もあり、沢山の野球指導者、保護者が聞きにきており関心の高さが伺えました。
野球肘検診ではエコーを使い、主に外側野球肘である上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎の有無をチェックしていきます。離断性骨軟骨炎は肘に痛みが出現してから病院に行くと、すでに病期が進行していることがあり、手術が必要になる場合があります。そのため保存加療可能な早期のステージで発見することが重要です。
今回はエコーを5台用意していただき検診を行いました。それでも平塚市内から21チーム、169名が受診し、一時会議室から子供達が溢れていました。
今回はその中から3名のお子さんに離断性骨軟骨炎を疑う所見が見つかり、本人、保護者、指導者に山崎先生より今後についてのアドバイスを頂きました。
これまでも横浜市では野球肘検診の取組みがされてきましたが、西湘地区では初の試みでした。今後西湘地区でもこのような取組みの輪を広げて行きたいと思います!