掲載日
2020年6月15日
国際医療福祉大学熱海病院
1.【病院の特色】
病院待合室からの風景
横浜市立大学整形外科の関連病院として唯一神奈川県外にある病院です。人口は熱海市で約38000人であり、2次医療圏は静岡県熱海伊東医療圏に属し、伊東市と合わせ約11万人となっております。平成14年に国立熱海病院より国際医療福祉大学が継承し現在に至ります。病床数は269床です。熱海市地元在住の方だけでなく旅行者や別荘地として在住している都内の方々の受診が多くあります。病院は絶壁の海岸沿いに建てられており相模湾が一望でき、元日には病室から初日の出が拝めます。病棟浴室には温泉源泉を引いています。当院は健診事業や医療コンシュルジュによるサービスを行っており、公的病院が多い当医局関連施設の中ではまれな施設と思います。熱海駅より徒歩8分の好立地にあり、熱海市内には日帰り温泉施設が多数あります。病院までの送迎バスも運行しています。
2.【診療科概要】
令和2年度より脊椎脊髄病指導医が赴任し、BKP、OLIF等の指導医が施設要件となる手術が可能となりました。また専攻医の方はトレーニング施設としてワークショップを行っていますのでBKP施行ライセンスを取ることが可能です。また横浜市大の伝統である膝の骨切り術に精通した指導医も新たに迎え、人工関節によらない関節機能の再建も積極的に行いたいと思います。大学病院であると同時に200床規模の地域病院として整形外科のスタンダードな疾患の診療・手術が経験できます。病棟業務も過重ではなく、経験の積んだ指導医の外来診療を見学することが可能です。また大学病院なので学生も回ってきます。医学部の先輩として学生指導も期待します。
3.【主な手術内容及び件数】
令和元年度の手術件数は213件でした。外傷の手術が一番多く110件でした。
4.【診療体制】
常勤5名、非常勤1名で診療しています
上杉昌章〇:日本整形外科学会専門医。脊椎脊髄病指導医。脊椎・腫瘍・小児
小林秀郎〇:日本整形外科学会専門医。下肢関節・外傷
平良優次:日本整形外科学会専門医。スポーツ整形・外傷・脊椎
北澤哲史:外傷
三上大輔:外傷
(〇は日本整形外科学会指導医)
緊急手術は適宜対応していますが数は多くありません。スタッフの当直は月2回程度です。勇気・寛容・礼節をモットーに温かい指導を心掛けています。
5.【若手医師の一言】
過ごしやすい環境と優しい先生の揃った職場です。上級医の先生方には普段から沢山のことを教えていただき、疑問に思うことがあればすぐに質問できます。こうした恵まれた環境、熱心な上級医の先生方、温かいスタッフの皆様に支えられ、とても充実した研修を送ることができていると感じます。三上大輔