掲載日
2020年6月15日
横浜南共済病院
1.【病院の特色】
大学病院と同じ金沢区内にある病床数565床の総合病院で、社会人大学院生としても勤務が可能です。救命救急センターを有する救急指定病院であり、地域の救急医療に注力していることもあって高い応需率を誇っています。地域の基幹病院として他の診療科も積極的な医療に取り組んでおり、ダビンチや術中CTナビゲーションなど最新の医療機器も周囲の医療機関に先駆けて導入しています。脊椎脊髄疾患、スポーツ整形、人工関節置換術、外傷整形の4分野にセクション化し、高度の医療を提供するとともに若手医師の育成にも力を入れています。
関東学院大学や横浜市立大学と近接しており、運動部のチームドクターとなったり、工学部等と共同研究するなど様々な形で教育機関との連携を図っています。
最寄り駅は京急追浜と金沢八景で両駅とも再開発が進んでおり、新しい飲食店がどんどん増えているので、アフターファイブの楽しみもあります。
2.【診療科概要】
脊椎疾患に関しては難治疾患に積極的に取り組んでおり、一般病院では経験できない症例には事欠きません。スポーツ整形に関しては、横浜ベイスターズのチームドクター、ラグビー日本代表のチームドクター、あるいは関東学院大学ラグビー部のチームドクターを務めるなど、トップアスリートの診療にあたる傍ら、学生スポーツやレクレーションレベルの患者まで幅広く診療にあたっています。人工関節手術については、地域で医療講演会を開催するなどして地元の患者さんから厚い信頼を集めています。ナビゲーション・システムを用いるなどして迅速かつ正確な手術を多数実施しています。外傷整形に関しては、2次救急・3次救急を担っている関係で多彩な症例に遭遇します。最近は麻酔科や手術室の協力を得て、手術待期期間の短縮に尽力しています。
3.【主な手術内容及び件数】
昨年の診療実績は、新患患者数3,658名で手術件数は1425件でした。手術件数の内訳を以下の表に示します。
4.【診療体制】
スタッフ数は17名でこのうち14名は日整会指導医の資格を有しています。その他、多数の脊椎脊髄病指導医、各種スポーツ認定医、人工関節学会認定医が在籍しています。
手術に関して、脊椎では頚椎前方手術や変性後側弯に対する矯正手術等の他院では経験する機会が少ない症例を多く経験できます。スポーツ整形では関節鏡手術の高度の技術を多くの症例から学ぶことが出来ます。人工関節手術では熟練した先輩医師から、やさしく丁寧な指導を仰ぐことが出来ます。外傷手術では若手医師に術者としての経験を積んでもらいながら、多数の先輩医師のバックアップで安心して医療に取り組んでもらえる体制を整備しています。
5.【若手医師への一言】
整形外科のスタッフが多く、整形外科が大黒柱と言っても過言ではない病院です。脊椎、人工関節、スポーツとグループが分かれており、専門性の高い症例を学ぶことが出来ます。
また、近年は外傷症例も増えており、若手でも手術症例は十分あります。