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​掲載日

2020年6月15日

横須賀共済病院

1.病院の特色

 当院は明治39年に海軍の病院として誕生しました。終戦後国家公務員共済組合連合会に所属することになりましたが、100年を超える歴史の中で横須賀市・三浦半島地区の地域医療に貢献してきました。病床数740床、医師数は200名を超え、あらゆる診療科を有する地域の中核病院として患者さんの医療ニーズにお応えしてまいりました。救命救急センターを有する三次救急医療機関であるため、最重症の患者さんを含めて年間1万件を超える救急車の受け入れもしています。循環器センターでは全国有数のカテーテル治療件数を行い、外科系各科合計で年間約7000件の手術を行うなど、全国でもトップ50以内にランクされています。内科は主に医科歯科大からの派遣が多く、外科系は横浜市大からの派遣が多いですが、お互い気軽に相談できる雰囲気があります。看護師その他のコメディカルスタッフも非常に協力的であり、急患や時間外での業務も比較的スムースで「働きやすい」という印象があります。昨年にはアメリカのニューズウィーク社から世界のベストホスピタル1000に認定されました。


2.整形外科の概要

 整形外科では脊椎疾患・外傷の手術的治療、人工関節置換術、各種外傷の治療が主体となり、以前と同様多くの手術を行ってきました。難治例や重症の内科的合併症を伴う例も相変わらず多く、三浦半島の基幹病院として地域のニーズにこたえるべく努力をしてまいりました。当院救命センター経由で多発外傷や開放骨折、脊髄損傷などが搬送されてくることも多く、慢性疾患から急性の外傷まで、あらゆる分野の患者さんを受け入れています。麻酔科(常勤15名)の協力と手術室の増加(合計15室)もあって、外傷に対する手術も早期に行うことが可能であり、他院からの依頼にも比較的早期に対応ができています。昨年度1年間の手術件数は1184件でした。内訳としては、脊椎168件、人工関節90件などの慢性疾患もありますが、大腿骨近位部骨折243件、その他の上下肢骨折手術(抜釘除く)が371件などです。原発の骨軟部悪性腫瘍以外のほぼすべての領域の整形外科手術を行っています。若手の医師はほぼ毎日のように執刀医となっており、数多くの経験を積んでいます。大学からの手術応援などもお願いしており、日によっては朝から3件並列でも行っています。手術室の方針としてできるだけ毎日午前中から並列で手術を組めるようにしているため、遅い時間まで残ってということはそれほど多くありません。

 当直は整形外科が毎日しているわけではなく、一人当たり月に2~3回となっています。外科や内科などの専門医が常駐していますので、整形外科以外の患者を治療することはあまりありません。整形外科が当番(三浦半島地区で輪番制となっています)になっていない休日(土・日・祝日)は、交代で病棟番兼オンコールとしています。一人で判断に迷う場合は上級医に電話で相談できます。


3.診療体制

まスタッフは現在9名で、日整会指導医は江畑・安原・榎本の3名です。江畑・安原・増田が主に脊椎を、榎本・石田が関節・スポーツ・リウマチ等を主に指導しています。詳細は病院のホームページ(www.ykh.gr.jp)もご覧ください。

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