掲載日
2020年6月15日
横須賀市立市民病院
1.【病院の特色】
当院は、三浦半島の中央部の相模湾沿いに位置している、病床数482床の中核病院です。近くには風光明媚な湘南国際村があります。国際村までは車で約10分の距離で、近代的宿泊施設、各種会議場、レストラン、プールなどの設備があります。地域の中核病院として、関節疾患をメインに治療にあたっております。
2.【診療科概要】
当科では関節疾患の中でも、特に膝関節・股関節を中心に治療しています。
膝関節においては、関節温存手術である骨切り術、関節再建手術である人工関節置換術などを適切な病期の症例に対して、適切な治療を行うことをモットーにしております。骨切り術は日本でも以前からある治療法でしたが、その複雑さから敬遠されてきました。われわれは関節温存への思いから、その骨切り術を改良してまいりました。術後のリハビリテーションは人工膝関節置換術とほぼ同じスケジュールで進み、術後3週間前後で歩いて退院となります。
一方、2012年度より人工関節センターも併設しており、クリーン度の高い手術室で人工関節置換術を行っております。人工膝関節置換術は、ナビゲーションシステムを利用し、より高いレベルでの治療を実践しております。
股関節においては、変形性股関節症や関節リウマチ、大腿骨頭壊死症などで股関節痛が強く、日常生活に支障が出ている患者様に対し、人工股関節全置換術を行っております。8cmの創で筋肉を傷つけない最小侵襲(MIS)手技で行っております。以前の術式より痛みが少なく、早期回復が望め、入院期間は10日前後です。退院後の日常生活、職場への復帰もスムーズです。
3.【主な手術内容及び件数】
2019年度の主な手術件数
4.【診療体制】
当院は常勤医4名で診療にあたっています。日整会指導医は2名です。週2回(火・金)、手術枠が確保されており、膝関節を中心に関節疾患をメインに手術を行っています。患者様の年齢・病期など考慮し、関節鏡視下手術、骨切り術から人工関節手術まで、最も適した術式で手術を行っております。当直は月2-3回程度です。
当科では本物のシールドも完備しております。